なぜ、夫婦の共働きがつまずくのか。
妻の労働意欲や夫の家事・育児参加の不足、職場の上司の無理解、保育園不足――。
メディアでは頻繁に個別の事情が“犯人”扱いされ、やり玉に上げられる。
ただし、そうした個々の状況の背後に、より大きな社会構造の課題が横たわる。それは日本企業特有の雇用システムである。
「日本の雇用システムは職務や勤務地、労働時間が明確に定められていない『無限定正社員』が特徴。
その結果、夫は長時間労働や辞令による転勤を余儀なくされ、妻は専業主婦で家庭を守るというモデルが今も強く残っている」。
共働きをしなければならないの?
「週刊東洋経済」6月4日発売号に掲載されている、「共働きサバイバル」。
現代において、共働きを続けていくことがいかに厳しいものか、様々な理由を上げている・・・が。
果たして、共働きは必須・必然なのでしょうか?
共働きをしなくてよければ、「共働きサバイバル」などという特集も組まれず、問題も起きないのでは?と思います。
女性の社会進出が共働き問題に絡めて取り上げられていますが、ここは全く別物です。
女性が社会進出したいのであればすれば良いのです。
女性のキャリアを大事にしたいのであれば、そうすれば良いのです。
出産時だけはどうしても休暇が必要ですが、それも、ほんの1年程度。
1年間休むことで、積み上げてきたキャリアが崩れたり、社会復帰出来ないのだとしたら、
そもそも、男性も女性も関係無く、一度離職したらもう社会では生きていけないようなもの。
そんなことは無いので、出産時だけは育児休暇を取っていただければと。
旦那さんが主夫業を行い、育児を行い、奥さんが働いて稼ぐ。そうしたければそうすれば良いだけのこと。
「仕事をしたい!働きたい!」
そんな主張をする男性はそうそういるものではないので、奥さんの収入だけで家計が賄えるのであれば、
そうすれば良いのではないでしょうか。
共働きの原因がお金だとしたら、お金を稼ぐために、日々が忙しなく、心にも時間にも余裕がなく、育児を誰かに任せ・・・
そうすることが理想なのであれば問題ありませんが、そんな人はいないはずです。
育児よりも仕事を優先させたい人はそうそういなく、忙しない日々を過ごしたい人はそうそういないはずです。
であれば・・・
結局はお金の問題なのだとしたら・・・
お金のために共働きをしているのだとしたら、収入を他に頼って、共働きを辞めるべきです。
収入を他に頼って?そう、資産運用です。
資産運用で年に100~200万円ほどの運用益を得られれば、奥さんがパートをして得られる収入程度は賄えます。
運用資金をもっと増やすことで、300~400万円の運用益を得ることも可能です。
5年くらい放っておけば、運用益が100~200万円の状態から、300~400万円に出来ますから。
そうすれば、夫婦どちらかだけが働きに外に出て、もう片方が家事・育児をしつつ、資産運用で運用益を得られるので、
家庭内の、お金と、時間と、心に余裕が出来ます。
それが健全な状態なのではないでしょうか?
日本の家庭は、欧米に比べて資産運用を全く行わないので、資産を増やせず、自由な時間も作れないというデータが出ています。
にもかかわらず、どうして日本人はいつまでも、労働収入にばかり頼って、自由な時間を無くし、心をすり減らす日々を続けていくのでしょうか。
自分たちの首を絞めているのは自分たちの選択なのだということに気付かないことには、
国がいくら制度を変えようが、根本的な解決にはならないのではないかと思います。