ロボアドバイザーやAI投信で投資の利益を大きく増やすことは出来ない理由

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ロボ・AIが投資を変える?利益効率アップを狙う

201702051

AI運用の投信、ゴールドマンが日本参入というニュースがありました。

膨大なデータを手掛かりに有望な投資先をAIが選択する。日本を含む先進国の株式200銘柄程度に投資し、市場平均を上回る投資収益を目指す。

上記のように記事内にもあるように、AI(人工知能)に判断させ、より効率良く利益を得られるようにするということです。

 

これからはAIの時代ということで、金融にも取り入れられるようになり、なにかと話題になったりニュースになったりすることが多くなってきました。

例えば、「ロボアドバイザー」「AI投信」といったキーワードで検索してみると、日本の大手企業のサービスが利用出来るようになっています。

 

とはいえ、勘違いされていることがあるのではないでしょうか。

AIは万能でも全知全能でもない

私(ブログ管理人:五十嵐)が、勘違いされているのではないか?と考えること。それは

AIは万能でもなければ全知全能でもないということです。

 

AIは、人間よりも遥かに膨大なデータを扱うことが出来、人間よりも多角的で正確な判断・分析が出来るため、人間よりも優れている

そんなイメージを持っているのではないでしょうか。

確かに、AIについてのネットの情報を見ると、そのようなことを書かれていることが多く、だからこそ、これからはAIの時代!といったように、極端なことを言えば、AIが神格化されるようになっています。

 

とはいえ、

  • AIは人間が作ったプログラムであるということ
  • 得られる情報に限度があるということ
  • 提案するサービスに限度があるということ

という問題点がありますし、それらは、レベルは違えど、人間にもある問題点です。

具体的に説明すると、

AIは人間が作ったプログラムであるということ

AI(人工知能)は、文字通り、人間が作った知能です。

 

思考パターン、処理能力、判断力等々は、作った人の意図したものになっています。

当然、人間が作ったものなので、欠陥や不具合が無いとは言い切れません。

そのため、作った人次第で、その人工知能は、能力の高いものにも低いものにもなります。

言い換えると、人工知能によって、頭が良かったり悪かったりするわけです。

 

人間と違うところは、食事や睡眠、プライベートや休憩等々が必要無かったり、気分に左右されないために常に一定のペースで一定のパフォーマンスで働き続けられることです。

なにか(例えば金融)特化している分野については、人間よりも遥かに優れた処理能力によって、良い結果を出すことが考えられます。

 

ロボットと同じように、無償無休で半永久的に働き続けられるというだけであり、その結果が必ずしも良いとは限らないということです。

得られる情報に限度があるということ

仮に、その人工知能が、ネット上のものからおじいちゃんおばあちゃんの口コミまで、世界中に存在するありとあらゆる情報を得ることが出来るのであれば別です。

が、実際は、紐づくデータベース内のデータに限定されるとか、ネット上の情報に限定されるとか、なにかしらの制限があります。

どんなに頑張っても、まだネットに流れていない情報はほぼ手に入れることは出来ません

提案するサービスに限度があるということ

「得られる情報に限度がある」に関連することでもあります。

 

ある金融機関のお客様に、ライバル企業の商品を提案することはありません。

よって、例えば、日本の金融機関に行っても、私の香港での運用状況でお世話になっている運用会社を紹介されることはありません。

もし、仮に、今このブログを読んでくださっているあなたが↑の香港の運用会社のことを知りたくて日本の金融機関に行っても、教えてくれるところは無いはずです。

提案するサービスや金融商品は、その金融機関で取り扱っているものに限定され、海外にある優良な投資案件や運用会社を紹介してくれることはありません。

 

また、以前に別な回でも書きましたが、富裕層や一部の人たちの間でしか出回らない、優良な投資案件もあります。

そういったものは、決して、金融機関には情報は出回りませんし、そもそも知るよしもありません

AIは特別なものとは限らない

AIの問題を少々取り上げ、それらについて少しずつ説明しましたが、このように考えると、AIは特別なものとは限らないことがお分かりになると思います。

人間の作業の一部を代替するという程度であって、AIが世界を変える!人間を超えた存在!AIに任せれば運用益が格段に増える!ということにはならないことがお分かりになると思います。

 

金融機関において、AIを採用する理由は、

  • 人件費の削減
  • 業務の効率化

この2点なのではないかと考えます。

 

投資において最も重要なのは、より多くの情報と高度な分析力や判断力ではなく、良い投資案件(情報)を得ることが出来る人の繋がりということになります。

これは、私の経験と、周りの先輩投資家たちのお話からから言えることです。

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