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お金を家に置いている人が圧倒的多数
お札の流通初の100兆円突破、マイナンバーでタンス預金もという記事がありました。
「タンス預金」78兆円…19四半期連続で増加という記事がありました。
記事の内容は不要で、記事のタイトルで説明は十分です。
銀行にお金を置いておいても全く増えないだけであれば、お金を家に置いておくよりも銀行に置いておいた方が、セキュリティ面ではとても有意義です。
ただ、タイトルの通り、銀行に置いておくと、マイナンバーに紐付けられて預金が把握されるからと、銀行から自宅(もしくは安全と思われる場所)に保管場所を替える人が大勢いらっしゃるということです。
また、”マイナス金利”という今年出てきた言葉を勘違いして、銀行に置いておくと減っていくと思った一部の方々が、それなら家に置いておいた方が良いのでは?と考えてタンス預金に、ということもあるかもしれません。
タンス預金は全く対策にならない
マイナンバー対策にタンス預金というのは、パっと思いつく対策として挙げられます。
ただ、そんな対策で対応しきれてしまうほど、全く甘くないと言えます。
お金は、国がコントロールしているもの。
であれば、国の対応次第で、どのようにもコントロールされてしまうものです。
例えば
- 新円発行
- 紙幣の使用不可
以下、具体的な説明になります。
1.新円発行
「紙幣が新しくなります。なので、旧紙幣は使えなくなるので、銀行にお金を持ってきた方が良いですよ」
かつてあったこの、新円発行。
1万円が、聖徳太子 → 福沢諭吉 になったように、1000円も5000円も切り替わっています。
現在でも旧紙幣を使うことは出来ますが、「旧紙幣は使えなくなります」と国が決めてしまえば、旧紙幣は使えなくなります。
そんなことをされてしまえば、タンス預金を仕方無く銀行に持っていくことになり、全額預金することになるので、国民一人ひとりがどれだけお金を持っているのかが把握されてしまいます。
この仕組みからは、逃げることが出来ません。
そして、この仕組みが日本で、かつて1度、実行されたことがあります。第2次世界大戦直後です。
過去にあったということは、「そんな可能性も机上ではあり得る」ではなくて、「今後また起こるかもしれない」という大きな不安になります。
タンス預金をしている方々は、新円発行&旧札使用不可が実行された場合は、どうするのでしょうか?
タンス預金のままであればただの紙切れになってしまうので、泣く泣く銀行に全額持っていき、どれだけお金を持っているのか、国に完全に把握されることになります。
2.紙幣の使用不可
これは、今年(2016年)実際にインドで、今後実施されることが発表されたことです。
インドでは、2018年から、高額紙幣が廃止となり、使用不可になってしまいます。
当然のことながら、高額紙幣廃止が発表され、インドでは大騒ぎとなりました。
インドでは、高額紙幣廃止の目的は、タンス預金対策ではありません。
しかし、日本で、タンス預金対策としてこの手段が実行される可能性はあります。
世界で、仮想通貨が徐々に増えてきていたり、デジタル化・キャッシュレス化が進んできている現状。
この流れが進んでいけば、遅かれ早かれ、現金は不要な時代が来ます。
(何十年後の話ではなく、早ければ、数年後にでもやってくるかもしれません)
また、その途中のどこかのタイミングで、現金もしくは紙幣は使用不可としてしまえば、タンス預金をしている方々にとっては大ダメージです。
タンス預金をしている方々は、現金もしくは紙幣が使用不可となった場合は、どうするのでしょうか?
タンス預金対策として考えられる有効なものは
タンス預金は、マイナンバー対策にはならないどころか、大体が自宅に保管しているものなので、泥棒や災害等の大きなリスクまでつきまとってきます。
こうして具体的なリスクを挙げていくと、タンス預金は危険でもあり、意味がないことだとお分かりいただけるはずです。
となると、タンス預金ではない別な方法はなにかないのか?となりますが、あるにはあります。
大金持ちは、資産管理団体を作ったりなにかしらの組織を作ってそこのものにすることで、個人の資産を減らし、マイナンバー対策や税金対策をしています。
ただ、大金持ちではない、私たち一般人が出来る対策となると、限られたものになります。
例えば、Bitcoinに始まる暗号通貨が挙げられます。
Bitcoinは、どこの金融機関を使うこともないので、どの程度資産を持っているのか、国にも誰にも把握されることはありません。
また、対応しているお店では、Bitcoinのまま使うことが出来るので、いちいち法定通貨(円やドル等)に変える必要もありません。
また、Bitcoinは、現金に替えてデビットカードにチャージして使うことが出来ます。
つまり、デビットカードを使えば、Bitcoinを使えないお店でも、問題無く使うことが出来るということです。
チャージする時にはスマホ等が必要ですが、今まではクレジットカードで決済していたのと同じようにBitcoinのデビットカードを使うだけなので、新しい知識や必要な経験もありません。
なので、誰でも、Bitcoinのデビットカードを持ち、使うことが出来ます。
そして、これが、個人が出来る、タンス預金に替わり、タンス預金よりも圧倒的にデメリットが少なくメリットが大きい手段になります。
※補足:資産運用とは投資のことではない
よく、”投資=資産運用”だと勘違いされる人がいます。
ですが、それは大きな間違いです。
投資は、資産運用の一部です。
資産運用は
- 増やす
- 守る
の2種類を含めたものであり、投資は”1.増やす”に該当します。
資産を”2.守る”ためになにをするのか?というのも資産運用に該当するので、例えば今回のように、タンス預金よりもリスクが少なくメリットの大きい手段を用いるのは、良い資産運用になります。
多くの人たちは、資産を守ることを全くと言っていいほどしないので、大きな損をしています。
そこで、良い資産運用をすることで、大きな損をしないようになると、それだけで、損をしている人と比べて、資産を多く残すことが出来ます。
そして、残したその資産を、年利数%程度でもいいので堅実に増やしていくことで・・・全く資産運用をしない人と比べて、圧倒的に多くの資産を作り上げることが出来ます。
なので、全ての人が資産運用をするべきなのですが、なぜか、多くの人たちは、資産運用については消極的どころか、避けようとさえします。
そんなことを知ったあなたは、資産運用をした方が良いと、思いませんか?
資産運用というものを避けていたのだとしたら、考え方が変わりませんか?