サラリーマン3人に1人が非正規、4人に1人がワーキングプア――残酷な世界で勝ち残る人の考え方
国税庁によれば、現在、年収200万円以下のワーキングプアと言われる人たちは日本で1,131万人いるという。
非正規やワーキングプアの立場に甘んじることなく、別の生き方を模索するためにも、まずは日本の現状について学んでいこう。
サラリーマンの3人に1人が非正規雇用というのは周知の事実。
しかし、年収200万円以下のワーキングプアが1,131万人(日本の人口の1/10)。
そしてそれは、サラリーマンの4人に1人という数字は、果たしてどれだけの人が知っているでしょうか?
年々悪くなっていく・生きにくくなっていく日本社会で、どのように生きていけば良いのでしょうか。。。
それでも中流だと信じる人たち
1958年(昭和33年)の第1回「国民生活に関する世論調査」(内閣府)で自分の生活を「中流」とした人は実に70%を超えている。
平成28年度の同調査で「中流」と答えた人の割合は、なんと92%強におよぶ。
一人当たりの名目GDPは、2015年、OECD加盟国中20位で日本は中国に抜かれ
健康保険料は、例えば1996年(平成8年)8.20%だったのに、2016年(平成28年)には11.65%と、40%以上の増加率である。
社会保険料(厚生年金保険、健康保険、介護保険、雇用保険)の従業員負担率を見ると、1989年(平成元年)4月、8.95%だったものが、2014年(平成26年)4月には14.92%まで上昇している。
また、租税負担と社会保障負担を合計したものが、その年の国民所得(国民の収入や企業の利益の合計額)に対してどれだけの割合を示すか、という国民負担率について見ると、高度成長真っただ中の1970年(昭和45年)24.3%だったものが、2016年(平成28年)には、43.9%と20ポイント近く高くなっている。
サラリーマンへの負担が、この20~30年で猛烈に増えている。
記事内にあるデータの一つ一つが、
「サラリーマンはドンドン取られる一方だよ!これから一層増えていくよ!」
と言っているようにしか思えません。
そして、そのサラリーマンは、収入は減りワーキングプアが増え、非正規が増え、今後は消費税が増え、老後の不安が増え・・・。
「サラリーマンなんてやっていたら、満足に生きていくことさえ出来ないよ!」
ということが明白だと思わない人は、果たしてどこかにいるのでしょうか?
それでも、それでも、それでも、サラリーマンである自身を「中流」だと信じ、日々を過ごしていく。
いや、「信じ」ではないのかも知れません。
分かっているのだけれど、認めたくないだけなのかもしれません。。。
最悪の事態を考え、行動すること
認めないところで、現実は変わらないので、後々に回すツケが大きくなっていくだけ。
3人に1人の非正規雇用が、そのうち、2人に1人になり・・・
4人に1人のワーキングプアが、そのうち、3人に1人になり・・・
いつかは自分も非正規雇用。いつかは自分もワーキングプア。
そんな不安を抱きながら過ごす日々は、一体どんなものでしょうか・・・
未来は誰にもわかりません。
今後、日本社会は改善していき、非正規雇用もワーキングプアも減るかもしれません。
文字通り「中流」が増えるかも知れません。
(今までの流れからいって、そうなることは望み薄どころかゼロにも等しいと思いますが)
ただ、楽観視して、最悪の事態になったとしたら、どうしますか?
少なくても、現状よりも悪化したらどうしますか?
そうなったときのことを考え、対策・行動をする。
そうならなかったら儲けもの。そうなったら、対策をしておいて良かったね。
どちらに転んでも良いことしかないのであれば、対策をするべきなのではないか?と思うのは、私(ブログ管理人:五十嵐)だけでしょうか?
逆に、問いかけたいと思います。
「あなたは、なぜ、対策をしないのですか?行動を起こさないのですか?しないことがあなたにとって、なにかしらのプラスになるのでしょうか?」