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お金を貯める方法
「お金を貯める理由」別に貯め方も変わる。貯金方法4パターンという記事がありました。
理由はさまざまだと思いますが、お金を貯める理由や貯めたお金の用途によって、適切な貯金方法があります。
と記事内にあるように、様々な貯金方法があります。
- 定期預金
- 確定拠出年金
- 生命保険・個人年金保険
- 投資
と4つの方法が挙げられていますが、どれも、誰もが知っている当たり前のことなので、特に取り上げるべき記事でもありません。
が、取り上げるべき点があります。
ほぼ全ての人が行っている、(定期)預金につきまして。
あなたは一体、どれほど定期預金のことを知っていますか?
あなたが知っている定期預金は、利率がほぼゼロ%のものではないですか?
定期預金は世界中の銀行に存在するのにも関わらず
「あなたが知っている定期預金の利率は何%ですか?」
と訊かれれば、
「ほぼゼロ%」
と答えるのではないでしょうか。
実際に、日本の銀行の預金金利は、銀行の大小にかかわらず、0.01%前後ということで、0%となんら変わりません。
↑でご紹介した記事でも、増える額は微々たるものでも、元本割れのリスクを回避出来る定期預金は、長期的なリスクの小さい貯金方法として有意義とされています。
ここで、私(ブログ管理人:五十嵐)には、1つの疑問があります。
「どうして、日本の銀行の定期預金しか紹介しないのだろうか?」
と。
銀行は、日本だけにあるわけではありません。ほぼ全ての国に存在します。
そして、各銀行ごとに定期預金の仕組みがあります。
なのに、なぜ、日本の銀行の定期預金しか紹介しないのだろうか?と。
外国の銀行の定期預金を紹介することには、なにか不都合でもあるのでしょうか?
日本の銀行の定期預金が、世界中の銀行の定期預金の中で一番良いものだからでしょうか?
日本人は、外国の銀行に定期預金が出来ないのでしょうか?
そんなことはありません。
各国の銀行によって、日本人が定期預金を組めたり組めなかったりと様々ですが、日本人が定期預金を組めて、かつ、日本の銀行で定期預金を組むよりもはるかに増えるものはあります。
国によって定期預金の利率は全く違う
世界中の銀行の定期預金の利率を見ると、日本のものよりもはるかに利率の高いものがあります。
- 日本と同じようにほぼ0%のもの(香港等)
- 数%のもの(トルコ、カンボジア、インドネシア等)
- 10%を超えるもの(モンゴル等)
多くの方は日本の情報しか知らないので、この数字を見ただけで驚きます。
しかし、日本でも、つい30年前くらい前には郵便局の10年定期の利率が5~10%といった時代でしたし、利率というものは国の状態によっても違うので、モンゴルのような10%を超える国があっても全く不思議でもなんでもありません。
むしろ、10%以上の国があるという現実を疑って絶対に信じない人こそ、日本のことしか見えていなく、日本にばかり囚われていてなにも見えていない、危険でもあり勿体無くもあると言えます。
ただ、単純に、
「じゃあ、定期預金の利率が5%だからカンボジアのほうが良いんじゃないの?」
「10%を超えるモンゴルなら、10年以内に倍になるんだからすごいね!」
ということにはなりません。
国によるリスクは様々
各国での銀行で定期預金をする場合には、こういったリスクも考慮する必要があります。
- カントリーリスク
- 為替リスク
この2つのリスクを加味しなければなりません。
カントリーリスク
文字通り、その国が持っているリスクです。
破綻してしまえば価値はゼロになる可能性もありますし、価値がゼロにならなくても、日本円と交換出来なくなる可能性もあります。
世界のデフォルト経験国家一覧表にもあるように、破綻経験のある国は、決して少なくありません。
こういった国で定期預金を組み、破綻した場合は、定期預金したお金が紙くずになってしまう可能性が大きいです。
為替リスク
為替レートは、日々変動しています(1ドル113円とかニュースで見かけますよね)
その為替レートが、定期預金を組んだ時と解約&出金する時で変化がある場合に、その差がリスクとなり得るということです。
例えば、、、
- 1ドル100円の時に10000円を100ドルに交換。
- 1年後、10%増えて、110ドルになったとする。
- 1ドル110円の時に110ドルを円に替えると、10000円です。
両替手数料を考えないザックリとした計算になりますが、ドルにして10%増えた分が、為替レートの変動によってプラスマイナスゼロになってしまいました。
こういった可能性があるのが、為替リスクです。
※逆に為替レートの変動により、預金の利息以上に増える可能性もあります
こういったリスクがあるから、外国の銀行の定期預金がダメで、日本国内の銀行の定期預金は安全・安心なのか?と言えば、そうではありません。
日本にもカントリーリスクがありますし、逆に、日本円のままであることにより損をする可能性もあります。
考えにくいですが、日本の破綻も無いとはいえません。
また、円安になれば円で持っていることが損になるので、例え利率が低い外国の銀行であっても、定期預金することが非常に大きなメリットになります。
なので、定期預金=日本国内の銀行 というのは、短絡的で、リスクがあるということを知っておくべきです。
良いと言われている外国での定期預金
私(ブログ管理人:五十嵐)は、投資家なこともあり、日々いろいろな情報を得ています。
その中で、定期預金をするのであればここの国が良いのではないか?と思えるものがあります。
ロシアルーブルです。
資源国であり大国であるロシアなので、カントリーリスクは低く。
ロシアにおける銀行預金金利の比較を見てみると、5~9%のものが多く見られます。
また、ルーブル円のチャートを見ると、かなりルーブル安になっています。
なので、つい1年ほど前に、ルーブル安の底値だったころには、ロシアにルーブルでの定期預金を組むツアーがよく見られました。
そこから約1年経った現在は、底値ではありませんが、5年の期間でチャートを見ても、まだまだ安いです。
為替は、大抵の場合は、安くなれば高くなり、高くなれば安くなります。
なので、まだまだ安いということは、今後また高くなる可能性があり、それが例えば10年定期であれば、さらに高くなる可能性があります。
そう考えると、為替の変動が無い場合で5~9%ということは、ルーブルの価値が倍になれば、円で計算すると10~18%もの利息にもなります。
5%だとしても、日本(0.01%とする)の銀行の500倍。10%になれば、日本の銀行の1000倍です。
これで、カントリーリスクも少なく、為替リスクどころかメリットになる可能性が高いと考えられるとなれば、やらない手は無いのではと思います。
少なくても、10年使わないお金があるとして、日本の銀行で10年定期を組もうと考えていたとしたら、半分だけでもルーブルで定期預金を組んでみてはと思います。
ただ、そのためには、ロシアに行ってロシアの銀行に行って口座開設をしてルーブルで預金して・・・と、クリアしなければならないハードルが多々ありますが、そこを簡単にクリアするためのサポート業者等があるので、そういったものを探してお願いしてみてはと思います。
日本の銀行で定期預金をするよりも、年間で500~1000倍も増えるのであれば、多少のハードルは乗り越えようとするのではないかと思うのですが、どうでしょうか?
私が外国での定期預金をしない理由
と、ここまでは、定期預金の話をしてきました。
定期預金=日本の銀行 と短絡的に考えずに世界中の銀行に目を向けることで、日本の銀行で定期預金を組むよりも遥かに増える可能性があることと、日本の銀行で定期預金を組むことのリスクをお伝えしてきました。
とはいえ、私(ブログ管理人:五十嵐)は、今のところ、どこの国でも定期預金をするつもりはありません。
定期預金よりも良い利率で増やしているからです。
他のページでも何度も何度も取り上げていますが、このブログに載せている、香港での運用状況です。
確かに、元本保証の無い運用なので、減るリスクはあります。
が、そのリスクはある程度自分自身でコントロールが出来るので大して問題ではありません。
さらに、そもそも、過去3年の利率が素晴らしいです。
かつ、現地の国に行って口座開設等の複雑な手続きや超えるべきハードルといったものがありません。
であれば、この香港での運用を続けるのが良いと考え、そのようにしています。
今後、お金に余裕が出来、定期預金もアリと判断するようになれば、ロシアルーブルや、その時の世界の情勢を見て、他国の他の通貨での定期預金も考えてみようと思っています。
と、このように、定期預金であれば、日本の銀行に限定するという勿体無いことをしないことや、私の実践している定期預金以外の増やし方をお伝えしてきましたが、あなたはいかがでしょうか?
もしあなたが定期預金をしようと考えた場合は、それでも、あえて、日本の銀行を選択しますか?