企業によってボーナスの差は圧倒的
ボーナス格差拡大! 大企業と中小企業では3倍以上という記事がありました。
以下、記事から一部抜粋です。
「夏ボーナスの平均妥結額は84万3577円 - 過去2番目、9年ぶり高水準」
~中略~
「えっ! ボーナスって、そんなに出るの?」と思われた方も多いのではないでしょうか。
それも、そのはず。その記事の金額は、厚生労働省が集計した、資本金10億円以上かつ従業員1000人以上の労働組合のある企業が調査対象となっています。いわゆる大企業です。
ボーナスに限らず、平均というのは、計算の仕方次第でどうにでもなります。
元となる数字にどれだけ信頼性があるのか。どういった考えの元に、平均を導き出すデータを集めたのか。
は大小様々な企業の平均になっているので、ボーナスが少ない企業が多くても、多い一部の企業が平均を引き上げれば、84万円などという疑問に思う数字にもなります。
84万円などという額を貰っている企業が、果たしてどれだけあるでしょうか。
実際のところは、記事の続きにあるように、企業の規模によってボーナスの差は圧倒的です。
ボーナスが多い企業は、少ない企業の、実に2.5倍。つまり、夏と冬のボーナスを合わせた額くらいを、1度のボーナスで貰っているということです。
なんという羨ましいこと・・・
ただ、その程度の差であれば、ひっくり返すことが出来ます。
2.5倍程度のボーナスの差なんて大したことはない
2.5倍程度のボーナスのさなんて、大したことはありません。
なぜそんなことが言えるのか?その答えの前に、1つ、とある有名な経済学の先生の考えをご紹介します。
日本でも一時期話題になった、トマ・ピケティさんの“格差論”と言います。
※格差論については、わかりやすく説明している方がいらっしゃったので、そちらをご覧ください
その格差論の中で彼が言っていることの1つをザックリと説明すると、
資産運用の利率 > 基本給のアップ率
であれば、格差は拡大する。そして、これまでの歴史がそうだった。
ということ。
もっと簡単に説明すると、
歴史的に、働いて稼ぐよりも増やす方がお金は増えてきた
ということです。
だから、お金持ちはますますお金持ちになり、格差が拡大してきたということです。
なので、ボーナスを貰ってもそのまま預金するのではなく、運用して増やしていくと、そのうち、運用益が給料を上回り、資産運用だけで生活していけるようになるということになります。
そうなれば、ボーナスに2.5倍の差があることは埋められない差でもなんでもなく、ボーナスが少なかろうが給料が少なかろうが、大して問題ではなくなってきます。
資産運用をやっているかどうかが、資産を大きく左右するということになります。
とはいえ、もちろん、いくら効率の良いお金の増える資産運用を知っていても、元手が無ければ増えるものも増えないので、働いて稼ぎ、運用資金を作り増やしていって、数年後~数十年後に、仕事を辞めて、運用益だけでの生活に・・・となります。
一例としてのグラフになりますが、
※画像クリックで拡大します
- 元本:0円
- ボーナス時の積立:20万円
- 利率:10%
- 期間:30年
- 運用:複利
で計算すると、
- 運用資金の合計:1200万円
- 運用益:5594万円
- 元金と運用益の合計:6794万円
となります。
もし、ボーナスの平均額:84万円を、30年間預金し続けたとしたら、約5000万円。
この時点で、少ないボーナスを運用した額が、ボーナスの平均額を貯めただけの額を上回っています。
そして、さらにその後。運用することを知らないとお金は使うだけ減っていくので、毎年600万円ずつ使うと、5000万円は8年ほどで無くなってしまいいますが、6794万円は、運用を続けることで、毎年600万円ずつ使っても、減らないどころか、さらに増えていきます。
「年利10%とか、そんな話がどこにあるの?非現実的な・・・」
と思われるのかもしれませんけれど、確かに、日本国内でそういったものは、なかなか見つからないかもしれません。
が、実例として、”香港での運用状況“として私(ブログ管理人:五十嵐)が載せている通り、10%以上増えていますし、世界に目を向ければそういった話は特別珍しいといったことは無いので、現実的です。
全ては、知っているか知らないかの違いなだけです。
資産運用というものを知っていれば、歴史が証明してきたように、働くだけよりも、効率的に資産を作っていくことが出来ます。そうした方が資産は増えていきます。
であれば、例えば、給料を増やすために仕事を頑張るよりも、仕事は仕事でしながら、資産運用にも取り組むべきだとは思いませんか?